こどもの目線で考える家づくり
家の中の危険とその対策
こんにちは。奈良県大和高田市で住まいづくりをお手伝いしているG-HOMEです。
子どもの成長はあっという間。ハイハイが始まり、つかまり立ちをし、気づけば家中を駆け回るようになります。
そのたびに親御さんの頭をよぎるのは、「家の中でケガをしないだろうか?」という不安。
そこで今回は、「こどもの目線で考える家づくり」をテーマに、
お子さまが家の中でどんな危険にさらされやすいのか、実際によくある事故とその対策をまとめてご紹介します。
こどもに多い!家の中で起きやすいケガとは?
「家の中は安全」と思いがちですが、実は子どもにとって危険がいっぱい。
特に1歳~3歳くらいの乳幼児期は、自分の行動をコントロールできないため、思いがけない事故が起こりやすくなります。
以下は、家庭内で子どもによく起きるケガの一例です。
1. 転倒・転落
- 階段や段差からの落下
- ソファやベッドからの転倒
- 濡れた床やラグのめくれによるスリップ
歩き始めたばかりの子どもは、足元が不安定。段差や床材の状態によって簡単に転んでしまいます。
また、好奇心から高い場所に登ってしまい、そこから落ちる事故も後を絶ちません。
2. やけど・感電
- キッチンのコンロや鍋に手を伸ばす
- ストーブやヒーターへの接触
- コンセントへの異物挿入
特に調理中のキッチンは、子どもにとって“危険の宝庫”。
「ちょっと目を離したすきに、コンロに手を伸ばしていた」なんてことも珍しくありません。
3. 挟まれ・ぶつかり事故
- ドアに指を挟む
- 家具の角に頭をぶつける
- 引き出しの中に手を挟む
小さな体で家の中を探検する子どもたち。手や指をどんどん狭いところに入れてしまい、ケガをすることも。
4. 誤飲・誤食
- 小さなおもちゃやボタン電池の誤飲
- 洗剤や薬の誤飲
大人が何気なく置いた物が、子どもにとっては“興味の対象”。飲み込んでしまうと命にかかわる事故に発展することもあります。
実際によくある家庭内事故の事例
ここで、実際によくある家庭内事故の一例をご紹介します。
事例1:階段からの転落(2歳・男の子)
お母さんが洗濯物を干している間に、階段を登っていたお子さんがバランスを崩して転落。
幸い大きなケガはありませんでしたが、階段にベビーゲートが設置されていなかったのが原因でした。
事例2:お風呂場でのすべり(1歳・女の子)
お風呂場で遊んでいたとき、床に残っていた水で滑って頭を打った事故。
防滑対策がされておらず、お母さんも手が届かない場所にいたそうです。
事例3:コンセントへの異物挿入(3歳・男の子)
お絵かき用の鉛筆をコンセントに差し込み、ショート。
すぐに電源を落として大事には至りませんでしたが、火災や感電のリスクがあるヒヤリとする出来事です。
子ども目線でできる家づくりの工夫と対策
子どもが安心して過ごせる家をつくるためには、「大人の目線」だけでなく、「子どもの目線」に立つことが大切です。
以下に、家づくり・リフォーム時に取り入れたいポイントをご紹介します。
1. 安全設計の基本を押さえる
- 階段やキッチンにはベビーゲートを設置
- コンセントカバーを使用
- 家具の角にはクッション材をつける
- 床材は滑りにくい素材を選ぶ(フローリングでも防滑加工のあるものが安心)
2. 見守りやすい間取りを意識する
- リビングを中心とした回遊性のある間取り
- 対面キッチンで子どもを見ながら家事ができる
- プレイスペースをリビングに設けることで目の届く範囲で遊ばせる
子どもがどこで何をしているのか、常に目に入る間取り設計が重要です。
3. 高さ・収納の工夫
- 危険な物は手の届かない高さに収納
- おもちゃや絵本は取り出しやすく、安全な位置に設置
- 転倒防止のため、家具は壁に固定する
子どもは思いがけない行動をとるので、「そこには届かないだろう」という大人の予測は通用しないことも。
4. 成長に合わせた家の変化も視野に
子どもは日々成長します。ハイハイ期、幼児期、小学生……それぞれで危険も変わります。
- 可動棚や間仕切りでフレキシブルに対応できる設計
- 将来的に子ども部屋が仕切れるように設計しておく
まとめ|子どもがのびのびと安心して過ごせる家を
家づくりは、大人の理想だけでなく、子どもが安心して暮らせる環境を整えることも大切です。
ケガや事故を未然に防ぐためには、設計段階から「子どもの目線」に立つことが何よりのポイント。
新築住宅やリフォームをご検討中の方は、ぜひこうした視点を取り入れてみてください。
G-HOMEでは、子育て世代のご家族が「安全・安心・快適」に暮らせる家づくりをサポートしています。
奈良県で新築やリフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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